遅いのに 装備ばかりが 凄くなる

ガジェットオタのロードバイク初心者があれこれ

ロードバイクのホイール病 過去のホイールインプレ

ロードバイクをやっていると高確率でかかる病があります。

それは「ホイール欲しい欲しい病」

この病にかかるとホイールのことばかりしか考えられなくなり

そのうち無意識にロード ホイール などと検索してしまうようになります。

私もこの病にかかっており、今までいくつもホイールを買っては売り、を繰り返し

てきましたが、ようやく自分の乗り方にあったものがわかって来ました。

 

私のスペック

・アベレージ25キロくらいでゆっくり 30キロ巡行はほとんどない。

・住んでいる場所が山

・トレーニングはしない。

・どっちかというとグルメライドをしたい

 

1・マビック  アクシウム

スーパーシックスエボ 2016の完成車に付属してきたホイール

鉄下駄とは言えないくらいでそれより軽いかもしれない 15cのリム

そこそこ回る 練習用に最適 

 

2・WH-9000-C24

言わずと知れたデュラエースホイール ヤフオクでスレた傷物を安価で購入

薄く削ったアルミリムをカーボンで補強したシマノ独自のカーボンラミネートリム

スチールスポークでF16 R20本 と他のホイールに比べかなりスポーク本数が少ない。リム重量が380グラム程度(リムテープを入れると400ちょっと)で総重量が軽いため加速感がすごい。常に0−1の加速が必要な登りのシーン、ストップアンドゴーのゴーの部分で30キロまでの加速が容易。デュラエースハブの引っかかる感じのないヌルッとした回転力は魅力。またラチェット音はハブメンテをしてグリスアップしてあればほぼしない。 

リム重量が軽いため、慣性モーメント上有利であり総合的には疲れにくいが、高速域で脚を止めた時に失速する感じがリム重量が重いホイールより感じやすいため、脚を止めて楽したいライダーには不満が出やすい。

リムが柔らかくスチールスポークで本数も少ないため、剛性は低い。

ただし、平地30キロくらいまで 下りはゆっくり 登りは楽チンスイスイ というグランフォンドイベントを楽に完走したいという人には最適。

マリオカートで例えるとヨッシーもしくはキノピオタイプ

ディープリムなどを試してみたくなり売却

 

3・レイノルズ アサルト カーボンクリンチャー チューブレスレディー

 海外通販で購入 ワイドリム41ミリのリムハイトでカーボンホイールとしてはお手頃価格であり、流行のオールラウンドセミディープリムでリム重量は450程度(リムテープ要)

見た目もかなりゴツくなり格好良さでは最高。クリンチャー で使用していた。

回転もそこそこよい。スチールスポークでバランスは良い。

セミディープ全般に言えるが脚がある人には良いが、ディープリムの空力特性を活かすには40キロ以上出さないとあまり効果が感じられない点、リム重量がそこまで軽いわけでないためか登りが平凡であまり楽できない ブレーキシューの調整が下手だったのかブレーキ鳴き、ブレーキは普通に聞くが下りブレーキの性能に少し不安があり売却。

ゆるぽた派には不要と判断 脚がある人には普段使いできるセミディープカーボンクリンチャー で手頃な価格で入手できるので良い。

マリオカートで例えるとマリオ

 

4・マビック  キシリウムプロ  ワイドリム

 店舗で購入 アルミスポークでワイドリム カタログ1495グラムだがマビック は統計上一番軽かったものをカタログ重量にしているんじゃないかという傾向があり実際は1500オーバー。

リムテープ不要で、リム重量が400前半で軽い。アルミスポークでスポーク数も少ないため非常に漕ぎ出しが軽快でスコーンと踏める。反応性も高い。

剛性もリムとスポークが硬く高い。C24ではダンシングで少しよれる感じがあったが、これはない。アルミリムでブレーキは全く問題なし。

マビック ホイールはほとんど全部そうだが、雨、ゴミの侵入を防ぐ目的で接触シールを採用していてハブの回転が渋い。

脚を止めると失速感が他のハブが滑らかなブランドと比べると強い。

脚を止めないとちゃんと回るので、ちゃんとこげよという意味かもしれない。

最近はスターラチェットのようなインスタントドライブというのを採用しているので、かかりは素晴らしいと思う。

平地、登り、下りとも安心して使える。

タイヤがついてくるがあまり好みでなかったので他のものに変更。

オールラウンドに使え以外と長く愛用したが、剛性が高くアルミスポークのせいか硬く感じ、疲れやすい。脚を止めて楽したい気持ちがあり売却した。

もう一段ランクが下のスチールスポークのキシリウムエリートは合うかもしれない。

 

3・ボーラ ワン35 チューブラー 2016

 国内通販中古で購入 ミヤタのリムテープで使用

 箱から取り出してその軽さに衝撃 そこらのオモチャより軽く感じる 
 プラスチック製かと思うレベル 1200グラムほど?

 カーボンチューブラーリムでリム重量は非常に軽く、クリンチャー の比でない。
 漕ぎ出しも巡行も最高レベル

 USBハブでかなり回転が素晴らしいし、見た目も美しく、どんなかっこ悪いバイク
   でもこのホイールをつけると格好良くなる

 チューブラータイヤも乗り心地が素晴らしく、クリンチャー ホイールで味わえない
 感動があった。程よい剛性感で、チューブラータイヤもコルサ等の良いものを
 使えば取り付け時にもセンターは勝手に出るし、
 衝撃吸収もとてつもなく良く、絨毯の上を走っているよう。
 逆に快適に回りすぎるため、調子に乗ってこいでいると足がなくなる。

 山岳ライドに一人で行きバルブホール付近でパンクして見知らぬ場所でタイヤ交換

 その後急ぎで山道を下っている際に事故に会いリムが割れてお釈迦に・・・。

 リムテープを使えば「自宅でなら」簡単に誰でもタイヤ交換できる。
 クリンチャー より簡単かもしれない。
  パンクしてもスローパンクになりクリンチャー より安全かもしれない。

 しかし外でパンクした際の対応が難しく、炎天下の中誰も通らない山で
 パンクしたタイヤを剥がし、リムに残ったリムテープをちまちま剥がし、
 持参したリムテープをうまく貼り、持参したタイヤを張るのは
 面倒すぎるので二度と使わないが、構造上リム重量が非常に軽いことによる
 運動性能とチューブラータイヤの快適性は素晴らしく、唯一無二の存在である。
 どうやってもクリンチャー タイヤには真似できない走行性能。
 取り扱いに慣れている人ならどんどん使いたい。

 

4・シャマル ウルトラ C15ナローリム

 友人から借りて使用 USB で回転はやはり素晴らしく、軽く、G3の効果かタメがある走り心地。レーゼロよりは柔らかいと思うが、所詮アルミスポークで、しっかり作られたリムでありレース向きである。高次元でバランスの取れたホイールであると思うのである程度脚のある踏める人には最高だと思う。同価格の下手なカーボンクリンチャー よりも圧倒的に総合力は高い。

見た目は黒リムのシャマル ミレにするとよりカッコいい。

30キロくらい走る分には最高に気持ちいいホイールで欠点がない。

その後はその人の足次第。

 

5・レーシングゼロ カーボン

 ヤフオクで購入  USBハブで回るハブ、軽い、アルミスポーク、
 2:1スポークパターンでカーボンクリンチャー という完全レース設計の
 ホイール。 反応性も高い上に、リム重量も400ちょっと、見た目もGOOD

 踏むとペダルがスコーンとしたに落ち、グイグイ進む。
 登りも踏めば踏んだだけ進む。

 しかしホイールは素晴らしいが乗り手も素晴らしくないと活かせないホイール。

 貧脚な私は完全にホイールに踏まされ、完全敗北したと思ったため即売却。

 ワイドカーボンリムで、レーゼロよりは振動吸収性は高いので快適性は分がある。

 ブレーキもしっかり効く。雨の時はダメかも。2018年モデルからはブレーキ面
 処理がAC3となり雨でも止まるらしいがアルミと比べられるものではないと
 思われる。

 

6・DT SWISS PR1400 Dicut OXIC

 海外通販で購入 黒リムでDT240スターラチェットのハブ スチールスポークでそこそこの本数 21ミリの低ハイトリムで1400グラム中盤

 スターラチェットハブのかかりが素晴らしく、スポークも少し多めで踏めばちゃんと反応してくれるが、アルミスポークのモデルのようにガツンとくる感じはなく、タメがあるので足に優しく感じる。黒いリムがかっこいい。登りもC24の次に良いがハブとスポークのおかげか平地もいける。

ホイールパーツの総合メーカーであるからこそ、高次元でバランスのとれたホイールとなっている。

高価格帯のホイールはほぼアルミスポークなので、これは貴重である。

定価は高いが海外通販ではかなりお得な値段で売っている。

あまり履いている人を見ないマイナーホイール。

 

7 WH-9100-C24

 ヤフオクで新古品購入 最初に9000を購入したが、自分のレベルや乗り方を考えればこれが合っていると考え再度購入。

カタログ重量は1400オーバーと9000より上がったが、単に統計上サンプルが重めでそうなったらしく、9000となんら変わっていないとシマノの人が言っていたらしい。

ワイドリム全盛期だがナローリムを頑なに貫いている。

空力、転がり抵抗は、グリップはワイドリム+ワイドタイヤの方が良いのはわかっているが、

貧足の自分にはリム付近が軽い方が重要であるし効果が高いことがわかった。

グリップも下りや平地でそこまで攻める走りはしないし、したくないのでそこまでの
性能はいらない。

25Cも履かせられるので、より柔らかくしたいのならそれで良いと思う。

はっきり言って、姿勢や服装による空気抵抗の方が重要だと思う。

 

加速も30キロまでは最高

巡行はそこそこ ちゃんと踏めばもっと高速巡行できるがしないでも生きていける。

見た目が地味 サイドウォールが色のあるタイヤを履けば少し派手になる。

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個人的結論

ポタリング派、イベント完走目的派にディープリムはいらない。カッコはいい。
 セミディープも脚がない人には不要
   いっときはコスカボみたいのが欲しいと思うのが通り道だが、貧脚には
 それは幻想である。

・チューブラーは走行性能は最高に良い 運用上の手間は最高に悪い

 チューブラーならリムが軽いため加速性も良い上に空力も有利でディープリムもあり。
 遊びで5万くらいの安いカーボンディープリムチューブラーを買うのもいいかも。

・中途半端なお得モデルカーボンクリンチャー を買うくらいなら高級アルミを買うべき。黒リムなら見た目も引き締まって良い。アルミスポークの問題があるが。

・高級アルミリムモデルで採用されているアルミスポークモデルは総じて硬い 硬いというか乗り心地はそんなに悪くないが反応性が良くガンガン踏めるため乗り手の体力をスポイルするので疲れる。アルミスポークのモデルの方がスポークの張りが強く、高剛性につながっていると思われる。

・スポーク本数が少ないと空気抵抗が減り、脚にかかるダメージも少なく感じるが、踏んだパワーをダイレクトに変換できないように感じるため中速ー中高速域で物足りなさを感じる。登坂はリム重量が軽い方が正義なので問題は30キロ前後である。

硬いリムであったり、ディープ(セミ)カーボンリムでリムそのものがしっかりしているホイールであれば、少ない本数でも剛性感は高い。

カーボンクリンチャー でスチールスポークが多いのはこのバランスを考えてのことかもしれない。